こんにちは。スリランカに住んでもうすぐ3年の主婦です。
長女がスリランカのインターナショナルスクールに進学して1年少し、親子ともにだんだんと生活に慣れてきました。そして思うことが、

かなりしっかり勉強している・・
ということ。中学高校と日本で英語の授業を頑張っていた私でも、子どもの英語の宿題にはちょっと頭を悩ますほどです。でも学費が激安。そんな実は穴場なスリランカのインターについて書いてみたいと思います。
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スリランカのインターナショナルスクールはどんなところ?
コロンボを中心に、スリランカ各地にあるインターナショナルスクール。どの学校も主にイギリスの教育課程を取り入れています。ほとんどのインターは、2歳くらいから、18歳ごろの大学に入る前までの生徒を受け入れています。2歳ごろから7歳ごろまでの「Infant section」だけキャンパスが異なる場合もあれば、全員同じキャンパスに通う学校もあります。我が子が通うインターは全員同じキャンパスなので、幼稚園児くらいの小さな子を見たり、青春キラキラな学生を見たりとなかなか興味深いです。


通っている子どもたちは、学校によって比率は異なりますが、我が家のような親の仕事でスリランカに住んでいる外国人家庭の子ども、(きっと比較的富裕層または国際教育に力を入れている)スリランカ人、まだまだ見かけないですが、もしかして母子留学中かな?という家庭など。特に中国・ロシア・インド・韓国からの子どもたちは多くて学年に数人ずついるように思います。
スリランカのインター・選び方
我が家は子どもが5歳でインターを探し始めました。次の駐在先が決まるまで、通えても2-3年くらいだろう、と思っていたので「家から通いやすい」「とにかく入れる」ことを中心に探しました。が、もう少し大きい学年になると、取得できる国際資格や、その後の進学についても視野に入れながら探さなくてはいけなかったのだな・・と今思います。
取得できる国際資格から選ぶ
イギリスのケンブリッジ大学傘下の教育組織が提供する「ケンブリッジプログラム(IGCSE)」、スイス・ジュネーブを本部とする国際バカロレア機構が提供する教育プログラム、「IB(International Baccalaureate)」の2種類の国際教育プログラムを提供するインターナショナルスクールがあります。


ケンブリッジプログラム(IGCSE + A-level)
こちらのプログラムは、スリランカの多くのインターナショナルスクールで採用されている、世界的にも広く認知されている教育システムです。現在、世界160カ国以上、1万校を超える認定校で毎年100万人以上が学んでおり、特にYear 13(17〜18歳)の終了時に受けるA-level試験は、世界中の2,200以上の大学やカレッジで入学資格を得るための大きなステップとなります。イギリスの大学はもちろん、アメリカを含めた他国の大学でも資格が認められるため、進学先の選択肢が非常に広がります。
国際バカロレア機構(IB)
IBはスイスジュネーブに本部を置く教育機関による世界平和に貢献する未来のリーダー達を教育することを目的とした国際基準の教育プログラム。スリランカでは1校だけがこのプログラムを採用しています。世界159以上の国と地域で、約5,600校が認定校とされています。
IBについては下記引用させていただきました。
高校2,3年生の最後の2年間をDiploma Year(DP)と言い、自分で選んだ6科目について、探求的な学習に勤しむこととなっています。成績は最終試験(Final Exam)によるところがおよそ80%とIGCSE同様筆記試験のウェイトがかなり大きくなっているのですが、その他に
- CAS(Creativity, Activity, Service):日本でいう課外活動のようなもの。
- EE(Extended Essay):卒業論文。
- TOK(Theory of Knowledge):哲学に似た授業。プレゼンやエッセイ課題あり。
といった卒業までに全員がクリアしなければならない課題があります。
A-LevelとIBの決定的な違いは科目数。A-levelは最低3科目。IBは固定で6科目。しかも、自由な6科目ではありません。
- Language&Literature
- Language Acquisition
- Individual & Societies
- The Sciences
- Mathematics
- The Arts
のグループから満遍なく履修選択しなければいけません。数学理科が苦手でも、数学理科は必ず履修しないとならないのです。言語(国語)が嫌いでも絶対に履修しないといけません。
つまり「IBはオールラウンダーに向いている」ということができるのではないでしょうか。日本でいう国立受験型。全科目しっかりと出来る人達。
https://www.tckwshop.com/tckblog/a-level-ib-which-better/
特色、通いやすさなどから選ぶ
絶対ここの学校!という指定がなく、子どもの大学受験はまだまだ先だよ、という場合はまず一番は通いやすさ・送迎のしやすさを重視してもいいのかなと思います。インターに子どもを通わせている方とお話をすると、どこの学校に通われていても、だいたい学習内容などは問題ない、いいと思う、と言われているので、特に小学生くらいのうちは学習内容に大差がないのかなと思います。
あとは、人気があって入学のウェイティングリストに登録しないといけない学校(学年によると思いますが)もあるので、すぐに学校に入れたい、という場合は入学枠があるところを見つけることが必要です。もしいくつかのインターで空きがあって選択肢があるのであれば、学校の雰囲気や、どんなことに力を入れているか(我が子の学校は、立派な舞台ホールがあるなぁと思っていたら、演劇に結構力を入れているようです)などから選ぶのもいいのかなと思います。☺️



私の場合は、まずは通いやすいところであること、空きがあったことを確認した上で、外国人の比率がそこそこ多くて馴染みやすそうだったこと、最初に揃える学校用品が少なくて、もしすぐスリランカを離れることになっても惜しくないなぁと思ったことなど笑 から現在の学校に決めました。
スリランカのインター・1日の流れ
学校によって開始時間に差があるものの、だいたい7時半ごろには家を出るもしくは学校に着いている、というところが多いです。クラブ活動の朝練はこの前に行われるし、スリランカの学校の朝は早い・・
小学校低学年くらいまでは、1授業30分くらいと短め。毎日8つほど授業があります。
午前に一度、長めの休憩を挟みます。ここでスナックを食べます。スナックの中身は、結構しっかりめのご飯だったり、クラッカーとチーズなど簡単なものだったり。マフィンなど甘いものを持ってくる子もいたりと自由です。
授業は英語のリーディングやスペリング、ライティングのほか、算数やサイエンス、体育、水泳、パソコン、ライブラリーに行く時間、ドラマ、シンハラ語またはタミル語、そしてフランス語など様々。
4歳くらいまではお昼前、小学生くらいまではお昼過ぎに学校が終わるところが多いです。我が家が通わせているインターは、中高生くらいでも、14時くらいに近くのカフェでおしゃべりする学生を見かけるような・・。日本のように掃除の時間はありません。朝も早いけれど、帰るのも早い。(学年が上がると結構遅いところも)



スクールバスが利用できるインターもありますが、基本は送迎必須です。(中高生くらいならドライバーと2人で行ってもらったりできますが)
下校後は、午後の時間がありすぎるので、習い事に通ったり、習い事のコーチに来てもらったりして過ごしている子どもも多いです。
英語が話せなくても入学できる?
英語があまりわからない状態で入学してくる子どもももちろんいます◎普段の授業とは別に、英語を教えてもらう時間が用意されていたりと学校側もサポートしてくれると思います。我が子も、言われていることは理解していても、書かれている英語やスペルなどはほとんど理解できていなかったので、教科書とは別の基礎英語の冊子をもらって、最初のうちは別の場所で教えてもらったりしていたようです。
スリランカのインター・メリットだと思う点
着実に英語が身に付く
小学1年生くらいの歳でも、英語の文法からスペルからライティングまで幅広く勉強します。プレスクールの時は、聞き取れるけど、話せるけど書き方がわからない、という状態だったのが、だんだんと自分の思うことをすらすら書くことができるように。
宿題を見ていると、なかなか難しいことをやってるなぁ・・と大人でも思うのですが、その分着実に英語が身についていると思います。
かなり自由度が高い
平成初期の日本の教育を受けて育った私からすると、結構自由なんだなぁーと思うことが多々あります。一応「靴と靴下は白色」みたいな指定があっても、全然違う靴を履いてくる子がいたり、遅刻しそうな時間にまだ学校に着いていなくても、親もあんまり焦ってなかったり。水泳の授業を受けたくないと長女が渋っても、先生からは「OK!私がその時間一緒にいるから大丈夫よ!」みたいに特に何も言われません。同じ学年でも、英語のレベルによって、小さい子がいたりみんなより年上の子がいたり。いろんな考えや文化、身体的特徴をもつ家庭の子どもが通っているので自由度高めです。



もうちょっと水泳頑張れ!と背中を押して、授業に行くようにしてくれてもいいんだよ・・と思うことはあります。笑
学費が激安
これは後ほど書きますが、とにかく学費激安です。昨今のものすごいインフレで物価が上がっているとはいえ、まだまだマレーシアなどより安いのでは?と思います。
スリランカのインター・ちょっと大変な点
みんながみんなそうではないと思いますが、主に最近の私のことです😂
親はなかなか忙しい
これは日本の小学校でも同じかもしれませんが・・こちらでもなかなか忙しい。特に、「明日工作でgoogle eyesを使うから持ってきてください!」みたいな急な要請もあります。グーグルアイとは?と調べるところから始まり、どうやら黒目が動く目の形のパーツらしいということはわかっても、そこからそんなのどこに売ってる??と探す必要があります。他にもなんのことを指している?という持ち物など不明なことは、同じクラスの親同士でチャットグループを作り、相談したりしています。
他にも宿題が多くて難しめなので、毎日1-2時間は相手して一緒に宿題をしている・・という嘆きもよく聞きます。我が家も私が文法などを調べつつ教えているときが あります。
どこまで自由でいいのかわからない
これは平成初期のゴリゴリ日本の教育を受けてきた私だから思い悩むのか・・長女がよく「OOちゃんが通話もゲームもできる腕時計持ってきたよ!私も持っていきたい!」など、誰々がこれを持っているから私も持っていきたい(いつの時代もあるあるですが)と言うのですが、いや学校に必要ないやろ外で走り回る方が楽しいぞと思う反面、その子の母国ではGPSや通話機能のついた通信手段を持たせるのが一般的なのかもしれないと思うと、なんて答えようかなぁと迷います。
親もやっぱりある程度英語を使う必要がある
先生とのやりとり、他の親たちとのやりとりなどある程度英語を使う必要があります。お誕生日パーティーにお呼ばれする時などはちゃんと話せるだろうか・・と私の方が緊張します。




気になる学費は?
物価上昇が続くスリランカ、毎年のように学費が少しずつ上がっていますが、それでもまだまだ他国のインターに比べると安いです。下記2025年現在のおおよその学費です。(サイト上で公開されている学校もあります)
インターA校
入学金:5万円
年間の学費:小学生は50万円から60万円くらい、高校生は75万円くらい(年齢が上がるほど増える)
その他設備費、制服代など
インターB校
入学金:2万円
年間の学費:小学生は30万円から45万円くらい、高校生は60万円弱(年齢が上がるほど増える)
その他年間の教科書代が5千円くらい、制服など
インターC校(ちょっと例外に高い)
入学申し込み代:3.8万円
登録料(在籍中合計で支払う額が)約228万円
年間の学費:小学生が360万円、高校生は440万円
ほとんどのインターが、AまたはBくらいの学費だと思います。先ほどのIB課程を学べるC校だけめっちゃ高い・・いや、でも他の国だとこれくらいするんだろうなぁ。
どうやって入学する?
だいたいのインターでは、学校のホームページ内「Admission」のページで、入学登録フォームが用意されています。ただし、すんなりとすぐに返信があることは稀だと思うので、根気強く連絡をし続ける必要がある、という他の方のお話をたくさん聞きました。
私も、子どもを既に入学させていたママ友にいろんなメールアドレスがあるから全部に送ってみるといいよ!と教えてもらい、全てにメールしたりリマインドしていると、ある日「学校見学にくる?」と返信があり、そのまま入学まで進むことができました。
早いうちから入学させる家庭も多い
インターは小学生からで大丈夫でしょう!と思っていたのですが、Year1になる年には既に空きがない・・ということも多々あるようです。この学校に入れたい!と希望がある家庭は、子どもをプレスクールに通わせつつ、常にインターの空きをチェックして、空きが出たら即インターに移っていくようです。
進学先は?
スリランカ国外の大学に進学する人が多いと思います。母国に戻って進学する人もいれば、英語も習得して語学の心配をする必要はないので、英語圏の大学に進学したり。



我が家も、住む国によってはこれからずっとインター、というわけではないと思いますが、学年が上がっていくにつれて必要となってくることや、試験のことなどもう少し調べてみたいと思います。
インターに入れるか?プレスクールやデイケアに入れるか?はこちらでまとめてみました↓


インターに申し込んだ時のことです


インターに通い始めてちょっと大変だった頃




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