こんにちは。産前の火事場の馬鹿力とばかりに、隙間時間さえあれば読書に勤しんでいる主婦です。
もうすぐきょうだい育児を始めるにあたり、面白そうな本があったので手に取ってみました。
どうしたらうまくいく?きょうだい子育て
きょうだいの子育てをしている方、これから始める方にきょうだいをどう育てたら皆が幸せに過ごせるのか、解説していく本。そして親が「育てにくい子」と感じたら背景にはたいてい弟や妹の存在があること、「育てにくい子」の気持ちを紐解いていきます。
きょうだい育児というと、いかに上の子に寂しい思いをさせないかとかそういったことしか頭になかったのですが、この本の中では親と子どもとの関係性だけではなく、「子ども同士のけんかにどう対処するか」から「将来きょうだい同士で協力しあって生きていけるための関係性を作る」横の繋がりについてや、また「生まれ順による相性」「母親と父親の生まれ順による子育ての傾向」までが書かれています。
生まれ順に末っ子はあまり興味がない?
本の冒頭で、「きょうだいの生まれ順の話をすると好奇心旺盛に聞きにくるのは長子と真ん中っ子で、末っ子はあまり興味がない」と書かれていたのはドキッとしました。私自身は女3姉妹の真ん中っ子なので割と生まれ順の話には興味がある方(真ん中っ子からはたいてい一番放っておかれたとか恨み節が出てくる)。一方末っ子長男である夫は特に興味がなさそうでした。
妹や弟が生まれる、というのは家族の中で自分の立場が変わる一大イベントなので敏感に捉えますが、末っ子はその場面に遭遇することがないので大人になってもさほど興味が出ないのかもしれません。
下の子が生まれることは「危機」である
上の子にとって、下の子が生まれることは「危機」。ここまではっきりと断言されると、「上の子の赤ちゃん返り心配だなぁ」レベルではなく、「上の子と一緒に危機を乗り越えねば」という気持ちで備えることができます。気をつけていても、下の子に手がかかる時間が増えると、「愛情を全部取られた」と思わせてしまいがち・・(半分、じゃなくて全部)。きちんと向き合う時間を作り、「あなたが一番大切」と伝えることで少しずつ安心させていかねば、と思いました。そういえば娘も最近「パパとママだいすき」とよく言うのですが、「パパとママもだいすきだよ」と言うのを聞いて安心したいのかなぁ。
親の生まれ順によって子どもへの接し方・子どもの気質が変わる
例えば両親が長子であれば、自分の経験から一番上の子は厳しく育てる傾向にある、と書かれていました。逆に両親が末っ子同士の場合、子どもは長子気質になる・・と。なるほど、確かにそうなりそうだと納得。私のように親が真ん中っ子の場合は?読んでみると、真ん中っ子は甘えるのも甘やかすのも中途半端にしかできないので、子どもに対してもうまく甘えさせてあげられない、と書かれていました。また真ん中っ子は自分と同じ立場の子どもが欲しいので3人きょうだいを持つことも多いけど、そこでもまた真ん中の子に対してうまく甘えさせられない、と。真ん中っ子の親、救いようがなくないか??と思いましたが、自分はそういう傾向があるのだと理解して育児に臨むだけでまた違うのかなと思います。そして自分が苦手な部分は夫にカバーしてもらおうとも。(確かに私より娘を甘えさせるのが上手い)
またきょうだい育児に悩んだら読み返したい本
今回は図書館で借りて読んだのですが、先々直面するであろう「きょうだいのどちらかが気難しい」「きょうだいげんかへの対処」などに悩んだらまた手に取って教えを請いたいと思う本です。この著書を書かれた先生自身のきょうだい関係や、また先生のお子さんのきょうだい関係・性格についても書かれていて(割と奔放な長子のお話が素敵)とても興味深い内容でした。
第二子が産まれたら読書する時間が激減すると思いますが・・それまで気になる本があれば読み尽くしたいと思っています。(入院中含めて)
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