こんにちは。一時帰国が長引き、気づけば1年以上日本にいる主婦です。
一時帰国が長引き過ぎて、夫の会社からは一旦完全帰国扱いになってる・・
バングラデシュへ帯同する前に延長していた雇用保険の失業給付、延長期限も迫ってきていたのでこのタイミングで受給の申請に行ってきました。
失業給付受け取り申請の流れ、海外駐在から帰国した場合は何を持っていくか、またハローワーク通いが始まる前に確認しておくべきだったことを書いておきたいと思います。
雇用保険の失業給付とは?
働いている間に会社で雇用保険に加入していた場合、退職後に受け取れる給付金のこと。離職し、「就職したいという意思と、就職できる能力(健康状態、家庭環境)があり積極的に求職活動を行っているが、就職できない状態」にある場合に受けられる給付金を指します。
ハローワークで給付の申請+求職の登録をしてから7日間の待機+3ヶ月の給付制限を経て、90日〜最大150日ほどの給付期間が始まります。また、給付は離職後翌日から1年以内と定められています。
海外赴任への帯同や出産予定がある場合は?
退職後、配偶者の海外赴任へ帯同したり、出産などが控えていてすぐには求職活動できない場合、受給の延長をすることができます。延長した場合、海外赴任から帰国したり産後求職活動を始めても3ヶ月の給付制限がつくことがありません。受給の延長を申請できるのは最大4年とあります。できるだけ早く申請するに越したことはなさそうです。
私はいつ帰国するかは決まっていませんでしたが、退職後に配偶者の海外赴任への帯同を理由として受給の延長申請をしていました。良ければ合わせてお読みください。
延長できる期間
当初の受給期間(1年間)に働くことのできない期間(最大3年間)を合わせた最大4年間が延長期間になります。が、ハローワークに行った際に個別に延長できる期間を教えてもらえると思うので確認してください。
私の場合、2018年8月に退職したので、延長事由(配偶者の海外転勤への帯同)が止むまでの最大3年間の延長となり、2021年8月までは失業給付の申請を受け付けてもらえることになりました。
延長時の注意!
2021年8月まで申請できるならのんびりでもいいかな、と思っていたのですが、延長事由が止んだらできるだけすぐに失業給付の申請に行くのが良さそうです。というのも、帯同を事由としていた場合、基本的に帰国してから1年以内に申請してくださいと言われたため・・。出産育児が理由の場合も、出産して少し落ち着いたら保育園など決まっていなくても申請するのが良いかと思います。
失業保険受給を申請しに行ってきた
最寄りのハローワークへ申請に行ってきました。受給延長の申請をしたのが地元阪神のハローワークでしたが、失業給付の申請は北関東のハローワークにて。基本的に延長申請と受給申請の場所は違っても問題ないようです。
持ち物
延長申請の時に持ち物リストがもらえます。私の場合は帰国がわかるようにパスポートも持っていくよう指示されました。
- 受給期間延長通知書(延長申請の際、発行される)
- 離職票1、2
- 写真2枚(縦3cm、横2.5cm)・・スマホ自撮りのコンビニプリントでもOKでした。
- 希望する振込先の通帳またはキャッシュカード
- 運転免許証か個人番号カード
- マイナンバー確認書類・・マイナンバーが記載された住民票でもOK
- パスポート・・帰国がわかるもの。帰国時にスタンプを押してもらうのを忘れずに
当日追加で必要になったもの
・一時帰国の指示がわかるメール・・昨年コロナの影響で一時退避の指示があった時のメールを印刷してきてくださいとのこと。
・完全帰国したことがわかる書面・・完全帰国の日がわかるメールや書面を印刷して持参する。「延長事由の止んだ日」を確定するため。
→一時帰国から完全帰国となりましたという流れがわかるように書面を提出するよう窓口で言われました。私は家はダッカにあるままですが、一時帰国が長期化したため会社としては完全帰国扱いとなっています。完全帰国扱いになった日のわかる文書を印刷して持っていきました。通常の海外赴任で、任期を終えて帰任となった場合は、帰任の指示があったとわかるような書面をあらかじめ持っていくのも良いかと思います。
失業給付が受けられるのは「延長事由が止んだ日」から1年間。一時退避になったのは2020年3月なので、この時を延長事由の止んだ日とすると給付の期限を過ぎてしまいます。そのため、その後会社から完全帰国扱いとなった日を延長事由の止んだ日に設定してもらうようお願いしました。途中で妊娠出産が入ろうが、期限は変わりませんでした。
当日の流れ
- 持ち物を揃えてハローワークの雇用保険受給窓口へ行く・・混んでいることが多いので、午前なら午前の早めに行くと良いと思います
- 受付で失業給付の申請に来たと告げ、書類をチェックしてもらう。待つ場合は番号札をもらう
- 順番が来たらカウンターへ。書類を全て出し、職員の方から質問があれば回答。(私の場合は帰国の経緯と完全帰国日を決めるのに色々と質疑がありました)15分から30分くらいかかるかと思います。
- 求職活動開始することに問題がなく、書類も揃っていれば受給資格者として認定される。
- 次の来所日に持ってくる書類の説明。失業認定申告書の書き方指導。
- そのまま求職票を持って、職業相談の窓口へ。求職者の登録をしてもらう。ネット上でハローワークの求人票を見られるように、オンラインの登録もしてもらえる。「いつくらいまでに就職を決めたいか」という緊急性に関する質問があるので、雇用保険の受給が終わるくらいまでにゆっくり決めたい、というような回答をするとさほどあちらも急かしてくることはないです。
- 質問などなければこの日はこれで終了。
今後の来所日はハローワーク側が決める・外せない予定のある日は避けられるよう逆算していく
晴れて?失業給付受給資格者となったあとは、求職活動を開始します。「認定日」と言われる日にはハローワークに行き、求職活動内容と、まだ就職が決まっていないことを報告しに行く必要があります。知らなかったのですが、認定日はハローワーク側で決められ、ハローワークの定める事由に該当しない限りは認定日を他にずらすことはできません。
ハローワークの認定日は、3週間ごとになります。私は月曜日に行ったので、次の認定日は3週間後の月曜日、その次はまた3週間後の月曜日・・といった形です。どうしても外せない予定があらかじめ入っている日は、その日が認定日にならないよう逆算して避けていくべきだったと思いました。
子連れでも行ける?
初回の申請は、長女が幼稚園だったので次女だけ連れていきました。私の行ったハローワークは、マザーズハローワークという子連れママ専用の職業相談エリアのあるところだったので、雇用保険受給申請の待ち時間の間はそこで授乳をしたりして待ちました。キッズスペースもあったので1、2歳の子どもも楽しく過ごせると思います。が、雇用保険受給の窓口はそちらと別の建物で、特に子どもが楽しめるようなものはなく・・人がすごかったので長女は絶対連れていけなかっただろうな・・とも思います。同じく抱っこ紐で小さな子どもを連れているお母さんたちは何人か見かけました。私は窓口での申請手続きが長くなってしまったので次女もぐずりだし、途中は抱っこでゆらゆらしながら立ってお話しさせて頂きました。
ハローワークの職員の方々、丁寧に調べたり対応してくださってありがとうございます・・!
次回の認定日までにすること
求職活動実績作成
最初の認定日までの3週間で、求職活動実績を1回作る必要があります。が、初回は職業相談窓口に行って求職者の登録をしてもらい、希望の職種に当てはまる求人票を受け取ることで実績となりました。2回目の認定日までには2回の実績を作る必要があります。期間中に、マザーズハローワーク主催の求職説明会(託児付き!)があったので、受講の登録をしました。もう一回の実績は、dodaなど転職サイトに登録して、興味のあるオンラインセミナーを受けようと思っています。どうせ受けるなら興味のあるものを受講したいので、先々のセミナースケジュールも確認しておこうと思います。
→ハローワークで確認したところ、民間転職サイトのオンラインセミナーは参加証明書が発行されないため、活動実績にならない可能性が高いとのことでした。実際にエージェントの方と相談したり、求人に応募することで実績になるとのこと。
夫の健康保険の扶養から削除してもらう準備
現在配偶者の健康保険の扶養に入っている場合、失業給付を受給し、その額が扶養の範囲(基本手当日額が3,612円以上)を超えた場合一旦扶養から抜けなくてはいけません。会社の健康保険組合のサイトから必要書類をダウンロード・印刷して準備しました。
提出するもの
・健康保険被扶養者削除届・・扶養しなくなった日、理由など記入します。今回の場合は失業手当受給のため、と書きました。
・雇用保険受給資格者証のコピー
・保険証の現物
私の場合コロナの影響もあるのか?失業給付の受給者説明会無しのため、通常ならその時もらえるはずの雇用保険受給者資格証がまだもらえていません。保険組合に電話して確認すると、次回認定日の時にもらえたら、その後に届出と一緒に提出で問題ないとのことでした。
提出物が揃わない場合など、健康保険組合に電話して提出期限を確認するのも良いかと思います
国民健康保険・国民年金の加入方法を調べる
夫の会社の健康保険から抜けると、次は個人で国民健康保険・国民年金に加入する必要があります。国民健康保険に加入するには市役所などに行って手続きする必要があります。
国民健康保険の加入に必要なもの
・被扶養者でなくなったことが証明できるもの(健康保険資格喪失証明書)
・世帯主及び加入する方全員のマイナンバーがわかるもの(個人番号カード又は通知カードなど)
・本人確認の身分証明書
・認印(スタンプ式以外)
健康保険資格消失証明書は、会社の健康保険から抜けた際に送ってもらうものです。
国民年金の加入に必要なもの
・本人確認の身分証明書
・認印
・マイナンバーのわかるもの
国民健康保険・年金の加入手続き窓口が同じである場合も多いので、その時は一つの窓口に行くだけで両方手続きが終わるはずです。
幼稚園・保育の必要性認定申請書の提出
私の今住んでいる市では、月64時間以上の就労や妊娠出産、求職活動中(年に3ヶ月のみ)の場合は保育の必要性認定を受けることができ、幼稚園の預かり保育に補助金が出ます。今のところ預かり保育は利用していませんが、夏休み期間など必要な場合も出てくると思うので、認定を受けられるよう申請しておこうと思います。(コロナの影響で預け人数に制限があるので利用できるかはさておき・・)
幼稚園以外でも、保育園の一時預かりを利用するのにも使えたりするかもしれないので、小さいお子様がいらっしゃる家庭は確認しておくと何かと便利かと思います。
第一回目の認定日が終わったら、また今後の受給の流れについても書きたいと思います。
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