こんにちは。スリランカ在住2年目の主婦です。4日間のお休みができ、以前から気になっていた場所であるエラとヌワラエリヤに行くことができたので、訪れた場所とルートを記録しておきます。
日本のガイドブックに載らない・大人気の町エラ(Ella)とはどんなところ?
エラは、スリランカのウバ州のバドゥーラ地区にある小さな町です。コロンボの東約200kmにあり、海抜1,041mの標高にあります。
2019年版の日本語のガイドブックにはこのエリアのことは載っていないのですが、とにかく欧米人に人気のあるエリア。街中が観光客・バックパッカーなどで賑わっています。
ウバ、聞いたことがあると思ったら、キリン午後の紅茶ミルクティーはウバ産の茶葉を使っているのですね
エラの大通りを往来する人種の半分以上は欧米人、あとは現地に住んでいたり働いているスリランカ人、我々のような東アジア人はごく少数でした。朝夕涼しい気候の中、気軽に自然の中を歩いたりトレッキングすることができ、本気の登山やジップラインなどのアクティビティもあり、リゾート感を味わえるプールあり、紅茶列車などの観光スポットあり、外国人向けのおしゃれな飲食店が立ち並ぶナイトライフも充実している・・という大自然を味わいながらも夜まで楽しめるというかなり良い場所でした。
なぜ日本人が少ないのか?
ほとんどの日本からやってくる観光客は、一週間前後くらいの旅程で来ることがほとんど。交通網があまり便利とはいえないスリランカでは、一週間で回ることができるのは、南西の海岸エリア、シーギリヤ、キャンディ、コロンボあたりがおそらく精一杯。頑張って高原地帯のヌワラエリアまで足を伸ばしたとして、そこからさらにエラの町まで来ることは難しいようです。一方欧米諸国で働いている方は数週間から1ヶ月程度のバケーションで来られることが多い様子。そのためエラに滞在し、しばらくの間自然やアクティビティを楽しんでから他の場所に行かれるようです。
ヌワラエリヤとはどんなところ?
高原エリアにあるヌワラエリア。こちらはガイドブックにも載っているので日本人にも人気のあるエリアです。コロンボから行こうとすると山の中をかなり車で進むことになるのですが、エッラからだと約2時間で行くことができます。標高が高いので昼間でも基本的に涼しいところ。イギリス人が統治時代に作った設備や建物がたくさんあり、「ここはイギリス・・?」と思ってしまうような景色がたくさん見られます。紅茶の栽培も盛んであり、紅茶工場の見学もメジャーな観光地。
エッラ・ヌワラエリヤの旅はどうやって行ける?移動手段は?
列車
金曜・日曜の週に2便と限られていますが、コロンボからエッラ(Badulla)間を約10時間で結ぶエッラ・オデッセイという豪華列車が走っています。エアコン付きの一等車に乗っても料金は5000ルピー(2500円くらい)と格安。他にも通常の列車や寝台列車なども走っていますがどれも10時間くらいかかります。
車
一番早いのはコロンボから南回りで高速に乗り、高速の執着地点から北上してくるコース。それでも5時間から6時間ほどかかります。
中央突破した方が早そうなのですが、こちらは下道のみ・後半は山道がほとんどだと思います。距離的には100kmも短いのですが、こちらの方が1時間くらい長くかかります。
子連れ・荷物が多くなっても大丈夫なように、私たちは車で行きました。今回はコンチツアーさんにお願いして、4日間ドライバー付きの車を手配してもらいました。予約する時の窓口が日本人の方でとても対応が丁寧で、こちらのここ行きたいあれもやってみたい、、みたいなのを旅程にいい感じに組み込んでくれて、あと「列車に乗るなら先に発券しておいた方がいいですよ」など事前情報も下さったりして本当に頼んでよかった。
滞在したホテル
エラには高級ホテルからこじんまりとしたブティックホテルまで非常にたくさんの宿があります。特に若い欧米人観光客やバックパッカーが好みそうなこじんまりとした宿がほとんどのような気がします。7月・8月はバカンスシーズンに重なったためか、便利な場所にある3つ星以上のホテルはほとんど埋まっていたように思います・・
しかし最後の一室で予約できたのがこちらのホテル
エコーエッラ(EKHO ELLA)
子連れでこじんまりホテルに泊まったレビューがあまり見つからず・・そして子連れだからこそあまり安いところを狙って行ってはずれたりするといけないので、スリランカに他にもホテルを展開しているそこそこ大手?のホテルを選択。
エッラのカフェやレストランが集まる大通りから歩いてすぐの距離にあるのもとてもよかった。
4日間で旅したルート・日程
コロンボからエッラまでは約5時間半の道のり。大人だったら途中でランチ休憩を挟んだりしてスムーズに行けそうですが、幼児づれなので途中で気分転換したほうが機嫌良く乗ってくれるのではと画策。
ローカルサファリ
コロンボからの高速道路の終着点、ハンバントタ付近にローカルなサファリパークがあるのを発見。日本からの中古バスに気持ち程度柵をくっつけている特製バスに乗り、蒸し風呂状態で1時間ほど園内の動物たちを見て回りました。
ローカル食堂
ローカルなサファリパーク近くには外国人が行くようなカフェやレストランはないので、ローカル食堂でスリランカカレーを食べました(ビュッフェスタイル500ルピー。250円くらい)
美味しかった・・!
子どもたちにはスリランカカレーは辛いので、持参したパンやおにぎりを。
ハンバントタからエッラ(2時間)
サファリですっかり疲れた幼児たち、エッラへの山道ではよく寝てくれました。
ホテル、夕方のエッラ
エッラに着いた後はホテルで少し休んで街歩き。
この日はエッラの名所を見て回ることに。
エッラオデッセイ乗車、ナインアーチブリッジ
朝から駅まで車で向かってもらい、スリランカの豪華列車、エッラオデッセイに乗車。この列車が運行しているのは週に2便だけなので、日が合えば乗るのも楽しいと思います。
ランチ
その後、エッラの高級リゾートホテル、「98acres」にあるレストランでランチ。
雰囲気を味わえたのはよかったですが、接客は高級ホテルとは思えないくらいいまいちだったし料理も割高だったのでここはお茶をしに来るくらいでいいのかなと思いました。
Ravana Falls
午後はRavanaの滝へ。車で20分くらいかかりますが、なんとエッラの大通りから歩く人も多いのだとか・・。途中に小さなカフェがあったのはそういう理由なのか。
猿がいるので、なるべく手には何も持たず行くべきとのこと。
ホテルでのんびり
夕方はホテルのジャグジーで遊ぶ。日陰は涼しい気候なので、ジャグジーくらいの湯温がちょうどいい。
夜のエッラは楽しい
夜は大通りを歩いて行きたいお店でご飯。コロンボの方が都会ですが、エッラのようにおしゃれなレストランやカフェが立ち並び、歩くだけで楽しいというような通りはあまりないので、とても楽しい。
ホテルで朝食後、片道2時間でヌワラエリヤへ。山道が多いので、車酔いをしないように気をつけて朝食を食べました。
いちご屋さんでいちごスイーツを食べる
ヌワラエリヤといえば、いちごの産地です。コロンボにも出荷される、Jagroのいちごは年中買うことができ(買うことができない日も結構ありますが)、子持ちのママたちに重宝されています。
Jagroのいちご畑は郊外にあるので、アクセスのいいこちらのいちご屋さん、Adma Agro Strawberry farmで休憩をすることに。
トイレも広くて割と綺麗でした。駐車場も広めなので、ツアーの途中で立ち寄るような場所でもあるようです。
午後の紅茶のお茶畑、ペドロ茶園見学
午後の紅茶レモンティーに使われているのは、ここペドロ茶園の紅茶。基本的な紅茶の作り方を教えてもらい、最後に紅茶を飲む、という短いツアーに参加しました。大人は1人500ルピー。
グランドホテルでハイティー体験
ヌワラエリヤの中心にある、これぞイギリス!という見た目のホテル。こちらのハイティーは、空いていれば予約なし・早い時間からいただけるのがとても良かった。思いがけず、お茶の産地で、しかもヨーロピアンな雰囲気の中、シャンパンとハイティーセットをいただけました。
グランドホテルの公園で遊ぶ
こちらのホテル、綺麗に整備された公園があります。我が家の5歳児と2歳児は大喜びで、1時間くらいは遊び倒しました・・。(木陰は涼しいので親も楽)
グレゴリーパークでボートに乗る
こちらも中心部にあるグレゴリー公園。外国人は入場料がかかりますが、芝生が整備されていて綺麗です。
スワンやボート、スピードボートに乗ることができます。
エッラに戻り、夕食
夕方にはまた2時間かけてエッラに戻り、夕食に出かけました。エッラの夜の街は楽しい。
リトルアダムスピーク登山
夜明け前にホテルを出発し、リトルアダムスピークという小さな山へ。「15分か20分くらいの気軽な山だから」と事前情報を得て行ったのですが、、階段がたくさんで、まだ寝ぼけている5歳と2歳児を抱っこしながらの登山は息が上がりすぎました。
でも無事登頂、ちょうど朝日が見えて、すごくいい気分でした・・!お隣にあるエラロックは、登るのに5時間くらいかかるガチ登山なので、ガチ登山はしたくない旅行の場合はこちらがとてもいいと思います。
ユナワチュナの海を見に行く
シャワーを浴びてホテルをチェックアウトして、3時間ほどで南部の海辺街ユナワチュナへ。海を見て帰りたいね、など言っていたら、波が穏やかなポイントにドライバーさんが連れて行ってくれました。
波が穏やかだし砂も綺麗だし、なんとウミガメも泳いでいたし・・!海に入りたい気持ちでいっぱいでしたが、娘二人が異様に海を怖がるので近づけず断念。
スリランカ、東海岸まで行かなくても綺麗な砂浜があると知りました。
3時間くらいでコロンボへ
コロンボに着いてからは道が混んでいたりもしたので、3時間ほどで自宅に到着。
子連れでエッラ・ヌワラエリヤを周った感想
とにかく車移動が多め!山道を走る時もあるので、できるだけ山道を走るときは子どもが寝そうな時間に合わせたり、酔い止めを飲んだりと対策が必要だなと思いました。車酔いするとは思わなかったのでどっちもやらなかったですが!
気候は?
基本的にカラッとして涼しい気候でした。が、天気のいい昼間は普通に暑かった。半袖と、薄手の長袖と両方あるといいなと思いました。ヌワラエリヤに滞在した場合は、朝晩は長袖必須だと思います。
お読みいただきありがとうございました
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