1週間前の月曜日、親知らずを抜いてきました。
虫歯のチェックに歯医者に行った時、「ここに親知らずがありますねぇ」という話題に。
左下の親知らずの歯。顔を出しているのは2mmくらいなのですが、少し前にそのあたりが痛むことがあり、万が一ダッカにいるときに痛くなったら困ると思ったので、日本にいる間に抜くことにしました。
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これまでの抜歯歴
過去10年くらいのいつかは忘れましたが、上の親知らずを2本抜いたことがありました。その時は痛かったものの、特に痛みが残ることもなく、穴が空いて食べ物が詰まるなぁということ以外は普通に生活を送れていました。
いざ抜歯
抜歯自体は20分ほどで終わりました。北関東の街の歯医者さんでやってもらえたので、そこがたまたま良いところだったのか、さほど難しくない歯だったのか。ただし、歯がほとんど埋れているので歯茎を切って抜く、もしかしたら骨も少し削るかも、ということでした。
順番を呼ばれて椅子に座り、「体調はどうですか?このあと楽しみな予定とかパーティーとかない?」と聞かれ、ないと答えるとすぐに麻酔をしてレントゲンを撮りました。「こんな感じで生えてるんですねぇ」ということを確認し、追加で麻酔をして抜歯開始。あんなに埋もれていた歯でもちゃんと掴んで引っ張り出せるのですね。でも途中、麻酔で口の中の感覚がおかしくなっているからか、「そ、それはただの奥歯をつかんでるんじゃない?」とドキドキしたりもしましたが、奥歯ではなくきちんと親知らずが抜かれていました。(遠くから抜いた歯の写真を撮って旦那に送って面白がる余裕有り)
5分ほどガーゼを噛んで待機。新しいガーゼに替えてもらって、帰宅しました。
抜歯後の経緯
当日
家につく頃には麻酔も切れ、しばらくは動けないほど痛かったです。なんとか痛み止めを服用し、1時間後には外に出て少し娘と遊んだり、簡単な晩御飯を作れるくらいになりました。しかし食べている時は激痛。歯磨きをすると少しましになる気がして、常に歯磨きをしていました。
翌日
腫れは少ないものの、朝から激痛。痛すぎて思わず食前に痛み止めを飲む。(本当はダメです)動けるようになり、やっと朝食準備に取りかかれる。
痛み止めとして出されたロキソニンは、通常は1日2回くらい飲むものだそうですが、食後に3回飲んでも次の食事の前には痛くなる感じでした。
3日目
そろそろ痛みも治るかな・・と期待をしていたものの、まだまだ朝から痛い。痛みを観察していると、どうやら骨のあたりがズキズキ痛んでいる様子。上の歯より下の歯を抜く方が後が痛いとは聞くけど、こんなに痛いものだったっけ?検索して見ると、「ドライソケット」の文字が。
ドライソケットとは、
・歯を抜いた後、血が固まり傷口を埋める「血餅」が何かしらの原因でできない
・むき出しになった抜歯痕、骨が露出し、そこが細菌感染して痛みを起こす
・歯を抜いた直後より、抜いて3日後くらいの方が痛みは強くなる
確かに痛みが強くなっているような・・?抜歯した部分は、通常なら血が固まって赤黒くなっているようですが、鏡で見ると何もない・・言われてみるとなんとなく骨っぽい白いものが見えているような気がする・・。
血餅ができる前にうがいをしてしまったのか?原因はわかりませんが、とにかく出してもらった痛み止めも切れるし、歯医者に行くべきということだったので歯医者へ。
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4日目
同様に痛い。偶然予約が空いていた時間に歯医者へ。
「傷が大きいことが原因ですが、通常なら2、3日すれば痛みは治まるはずです。傷の治りが遅い方なのかも」
ということで、高周波治療というものをしてもらいました。
抜歯したところに高周波のでる器具を入れて、4分ほど当ててもらうというもの。
高周波治療で期待できる効果は
・新陳代謝が良くなり、傷の治りが早まる
・痛みを和らげる効果
・消炎効果
などがあるそうです。
最後に軟膏を塗ってもらい、痛み止めももらって帰宅。しばらくは痛みが出なかったものの、夜にはまた痛みが。
5〜7日目
同様に痛みが続く。朝ごはん中は痛み止めを服用していない状態なので、特に食べるのが困難になる。朝の痛み止めが効いてくるとようやくテンションが上がる。
気づけば帝王切開の時よりも長く痛み止めを服用してるのではないかと感じる。
8日目
痛み止めがなくなったので、再度歯医者へ。
「ほとんどの人は一度高周波治療をすると痛みが治まるのだけど、そうではないからやはり傷の治りが遅い人なのかも」とのこと。
確かに、先日うっかり夜中ベッドから落ちて肘に擦り傷を作ったのですが、全然治らない・・。
今回も抜歯した部分に器具を入れて高周波治療。前回より器具が当たって痛いような・・。
「これで痛みが治らなかったら、次は再掻爬(さいそうは)をしましょう」とのこと。
再掻爬とは、麻酔後、抜歯した部分に傷をつけて出血させ、血餅を作るというもの。痛そうなのでやりたくない。。
その日は正午の診療だったのですが、夜まで痛み止めを飲まずに耐えられたので、格段に良くなった気がしました。
9日目
朝起きると少し痛むものの、これまでの1/3ほどの痛み。朝ごはんはスローペース、食べるとものが当たって痛いけれど、朝痛み止めを飲んだ後は夜まで持ちこたえられました。
10日目
歯医者の日。痛み止めが切れているときは少し痛いけど、これまでより痛みが少なくなったということを伝えると、「じゃあ最後に高周波治療を一度やって終わりましょう」となりました。
良かった!!
11日目〜
朝痛み止めを飲むと夜まで痛くない、という状況が続く。食事中の痛みも前よりはマシになってきました。
ドライソケットになりやすい人は?
抜いた歯の部分にうまく血が固まらず、むき出しになってしまって外部からの刺激がダイレクトに伝わる痛いドライソケット。治りも遅くなるし、なりたくない・・。
ドライソケットになりやすい傾向としては男性よりは女性の方が、上の歯よりは下の歯の方がなりやすいようです。
下の歯の抜歯の場合、5人に1人くらいの確率でなると書かれている記事もありました。
抜歯後にやること、やってはいけないこと
・きちんとガーゼを噛んで、血餅が作られるまで安静にする
私は途中でガーゼが外れて、とにかく痛かったのでガーゼを外してしまったのが血餅ができなかった原因かも・・と今思います。もっとしっかり噛んでおくべきだったのかもしれません。
・うがいもできるだけ避ける
血が全て流れ落ちるのを防ぐため、うがいも最小限に。
・当日は激しい運動、飲酒、お風呂に浸かることは避ける
血行が良くなると出血が止まりにくくなるため。
・喫煙も避ける
血行が悪くなる喫煙。逆に血餅ができるだけの血が出なくなるようなので、これも避けた方がいいようです。*1
私は抜歯した後、血が固まって→その部分をだんだん皮膚が覆ってきて→歯茎が盛り上がってきて穴が埋まる という過程を知らなかったので、とりあえず血が止まればいいやくらいに思っていま した。血が固まるの、大事!!
右下の親知らずは顔を出す兆候がないので、これから歯を抜くことはほとんどないかと思いますが、万一抜けた場合?は、ドライソケットには気をつけようと思います。
ちなみにダッカの外国人が住んでいる地域にも歯医者はあるようです。海外旅行保険が適用されないので日本で受けるより高額にはなると思いますが、、日本人も通っていると聞くので、ないよりは安心です。
ダッカで婦人科健診を受けた時の記録
海外生活では常備薬があると便利
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