こんにちは。5歳2歳児の母です。スリランカにいる間に一度は行ってみたいと思っていたホテル、Ceylon Tea trailsに宿泊しました。
冷涼な気候、古き良き英国感の漂うバンガローで、ここもスリランカなんだなぁ・・と不思議に思ってしまう素敵な場所でした
Ceylon Tea Trailsとは?
スリランカ中央の高原地帯、ハットンにあるホテル。大きな湖(キャッスルレー湖)を中心として茶畑が広がっており、その茶畑の間に点在している建物がCeylon Tea Trailsのバンガローです。現在5つのバンガローと1つのオーナーズコテージがあり、これらは19世紀後半から20世紀半ばに、かつて英国から訪れた農園主の邸宅として建てられたもの。ゲストハウス的な役割も担っていたそうです。現在はホテルになっていて、訪問客はこのバンガローに滞在します。各バンガローには共有のリビングスペースとダイニングスペース、そして4つから6つほどの客室があります。
特徴的なのは各バンガローにバトラー(執事)がいること。日々ゲストと話をしてスケジュールを組んだり、リクエストを聞いたりと何か必要なことがあればなんでも相談できます。また、オールインクルーシブホテルなのでアルコールを含む飲み物・食べ物は全て追加料金なしでいただけるのも嬉しいところ。
この涼しい気候で、湖と緑を眺めながら飲む紅茶は本当に最高でした・・
Ceylon Tea Trails < Google Map >
–こちらのホテルの詳細は下記ボタンから確認いただけます–
テイストの異なる5つのバンガロー
ここCeylon Tea Trailsにはテイストの異なる5つのバンガローがあり、好きなバンガローのお部屋を選んで宿泊することができます。
Norwood Bungalow
キャッスルレー湖の東側に位置するノーウッドバンガローからは、ボガワンタラワ渓谷の東端を一望することができます。6つの客室のほか、共通のリビングルームには開放的で居心地の良い作りになっています。夜は冷えるので暖炉もあります。隣にビリヤードルームがあり、滞在中自由に使うこともできます。
室内には天蓋付きベッドやアンティークの小物などの装飾がなされています。バンガローの庭園には谷を見下ろすプールも。
Dunkeld Bungalow
こちらのダンケルドバンガローは、120年前の邸宅を改装して客室にしたもので、2016年にオープンしたバンガロー。バンガロー内には5つの客室があります。共有のリビングルームとダイニングスペース、ビリヤードルーム、ライブラリーがあります。テラスで食事をすることもでき、テラスのソファスペースには暖炉もあります。大きなインフィニティプールの真ん中にはジャグジーがあり、涼しい時間帯でもキャッスルレー湖を眺めながらプールを楽しむことができます。
そしてCeylon Tea Trails内で唯一の離れの邸宅、オーナーズコテージもこの敷地内にあります。茶畑を登って行くこのコテージはプライベート感満載。専用の屋外ジャグジーもついています。
今回泊まったのがまさかのオーナーズコテージ。邸宅時代の調度品がそのまま残っている?と思うような内装で、なかなかない経験ができました。
Summerville Bungalow
車でアクセスする際、最初に到着するのがこのSummervilleバンガロー。このバンガローから湖に降りて行き、ボートに乗って各バンガローへアクセスすることができます。
5つのバンガローのうち、一番小さいのがこのバンガローで、リビングの雰囲気はモダンとクラシック。内装は可愛い感じのするお部屋もあります。
プールからは湖を眺めることができ、クレア・トラベラーによるとここのプールサイドは一番落ち着くことができるかも、とのこと。
Castlereagh Bungalow
約100年前に建てられたキャッスルレーバンガロー。居心地のいいクラシックなリビングルーム。インフィニティプールとジャグジーから湖を眺められます。お庭には屋根のついたサマーハウスがあり、湖を眺めながらいただける紅茶は最高です💙
様々なタイプのお部屋は5つ。共有のリビング・ダイニングスペースのほか、ライブラリーもあります。
Tientsin Bungalow
一つだけ中国っぽい名前のバンガローがある、と思ったら、こちらのバンガローは植えられているお茶の苗が生まれた中国の村にちなんでつけられた名前だそうです。英国風のお庭にはバラ園があり、クレア・トラベラーによるともっとも風情のあるお庭だとか。また白と黒の床が印象的で、男性的な雰囲気があるのもこのティエンセンバンガローだそうです。
プールとジャグジーのほか、クレイテニスコートもあります。
バンガロー間は自由に行き来できる
なかなか行ってみないと雰囲気もわからないし、決めるのが難しいバンガロー選び。でも滞在中は自由にバンガロー間を行き来して、他のバンガローで食事やアフタヌーンティーをいただくことができるのです✨朝、バトラーさんと今日の予定を相談する際に、他のバンガローに行きたいこと、食事やお茶の有無などを伝えると、他のバンガローのシェフと相談して食事のアレンジをしてもらうことができ、またどのように他のバンガローへ行くか(トレッキング、自転車、ジープ、ボートなど)の手配もしてもらえます。
我が家は小さい子連れで移動が難しかったため、最初に到着したサマービレバンガローと、宿泊したダンケルドバンガローの二つしか見られなかったのですが、もしもう一度行く機会があるのであればティエンセンなどにも行ってみたいなと思います。
Ceylon Tea Trailsへのアクセス
車で行く場合
Ceylon Tea Trailsのあるハットンは、バンダラナイケ国際空港・コロンボ市街から車でそれぞれ約4時間強の距離。途中で休憩を挟むと5時間くらいはみておいたほうがいいかと思います。我が家は事前に車を予約して行きました。今回は3泊の旅程で、滞在中は車を使う予定がなかったので、行きと帰りだけの車を手配しましたが、2泊くらいだったり、他にも続けて違うところへ行かれる場合はチャーターしてもいいかと思います。
コロンボからひたすら内陸の高原地帯へ向かうこの行程。後半、特に電車のハットン駅を越えたあたりからは本格的な山道に入ります。4人家族でありながら子どもが横になって寝られるように、と大きめのバンを借りた我が家でも、車酔いしやすさレベル2(MAX5だとして)の私と次女はもうあかん・・となっていました。
車酔いする可能性がある人は酔い止め携帯必須です!1、2歳はまだ車酔いしないと色々な記事を読んでいるとそう書いてあるのですが、我が家の2歳児は普通に車酔いしていました
ちなみに人生で酒以外に酔ったことがないという夫は今回の山道も無傷でした。笑
飛行機もあります
今回の滞在中に出会ったハネムーンのカップルは、コロンボ国際空港から飛行機で来たとのこと。どうやら国内線のCinnamon Airが近くのCastlereagh湖行きにフライトを飛ばしているそうです!片道1人570USDくらい。子どももしっかり料金が取られるのでファミリーで行くと片道30万円くらいになるのか・・?このカップルのように大人2名だけ、かつ海外から来て限られた時間を十分に使いたいとなるとコスパがいいかもしれません。
実際に陸路で行ってみた
8:30AM コロンボの自宅出発
事前に予約しておいたタクシーサービスを利用し、自宅を出発。大人2人子ども2人ですが、広々座れるように9シートの車を手配。子ども2人とも眠くなったら膝枕で寝たり、足を伸ばしたりと自由にできたのでよし。
早々に子どもたちが爆睡。3時間ぶっ通しで走ってもらったところで子どもも起き、トイレが借りられるレストラン?へ。
11:30AM トイレ休憩
ドライバーさんが車を止めてくれて休憩。
トイレのみの利用は有料で、川沿いの階段を下りる必要があります。(ちょっと怖い)どんなトイレだろう・・と不安でしたが、意外と日本の昔ながらの公衆トイレみたいなくらいのトイレでした。
最後の山道・12:30 Summervilleバンガロー着
子どもたちも起き、最後の1時間が本当に辛かった・・まだ喋らない次女、時々外を指差していたから気持ち悪くて外に出たかったんだろうな・・。
休み休みでなんとか陸路の玄関口であるSummerVilleバンガローに到着!!
タクシーの料金を支払って、ここでドライバーさんとはお別れ。タクシー料金は3万ルピー弱(1.5万円くらい)でした。
Summer Villeバンガローで至福のティータイム
陸路でやってくる人は、最初にSummerVilleバンガローに来て、そこからホテルの用意したジープやボートで各バンガローへ移動します。一般車ではとても通れない急斜面の茶畑の中を通っていくので・・。
私たちは13時半くらいに着くかなとあらかじめ連絡していたのですが、最初にぶっ続けで走って早めに着いたので、ボートは他のお客さんがボート上でのランチに使っているとのこと。ランチが終わるまで、SummerVilleバンガローのリビングルームで待つことに。
このバンガローのバトラーさんが来て、紅茶とバターケーキを出してくださいました。涼しい気候の中、山道ドライブで車酔いと闘った体に美味しい紅茶が染み渡る・・。
テラスでいただく紅茶は普段飲む何倍も美味しく感じられました。ちなみに出してもらえる紅茶は、この地域で作られたものだそうです。
バンガロー内客室を見学
今この時間は誰も泊まっていないから自由に見学してもいいよとバトラーさんが言ってくださったので、お部屋を見てまわりました。
おしゃれな廊下を通る
4つあるお部屋は全て間取りが少しずつ異なります。
ベッド周りの布の柄が違うとまた雰囲気が変わります。出窓を向いたテーブルが素敵。
お風呂はみんなこんな感じ。床材までおしゃれです。一番広いお部屋はリビングルームのある、スイートルームでした。
キャッスルレー湖をボートで渡る
バンガローを出て湖まで徒歩で降りて行きます。荷物はボートの係の方が担いでくれました。ひたすら階段を下りて進みます。
ボートは15人くらいは乗れそうなもので、すごく綺麗でした!さすが船上ランチに使われるだけあります。穏やかなキャッスルレー湖のボート移動はそれだけでもすごく楽しめました。
ボートを下りてからは、今度はバンガローへ続く階段をひたすら登りますw 結構ハードです。。
どうやら、元々はもっと水位が高かったのでこれほど階段を登らずに澄んだそうなのですが、最近は水力発電のために湖の水位が下がっており、それでボートを下りてからの移動が大変になっているようです。
チップに渡す用に100ルピーや500ルピー(1000ルピーも?)の現金を用意しておくといいかと思います!今回チェックインまでにチップを払う場面があったのは、最初に紅茶を出してくれた給仕のお兄さん(娘たちがバターケーキで床に食べかすをこぼしてしまったこともあります)、荷物を運んでくれたお兄さんたちあたりでした。
ダンケルドバンガロー編は次回に続きます。
今回泊まったホテル
Ceylon Tea Trails < Google Map >
–こちらのホテルの詳細は下記ボタンから確認いただけます–
このCeylon Tea Trailsへの旅行を思い立ったきっかけとなった本です
ちなみにこちらのホテルで出される紅茶はDilmahのWATTEシリーズでした。美味しいのです・・。
日本でしか買えなくてとっても美味しいなと思うムレスナフレーバーティー。
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